四角形や円形など単純な形のものを切り抜きのは簡単ですが、人間の髪の毛や動物の毛など細かいところを切り抜くのがめんどくさい！という方も多いのではないでしょうか。

切り抜きツールを使うこともありますが、時間もかなりかかってしまいます。

そんな時に便利なのが「髪の毛を調整」機能です！

今回はこちらの女性の写真を使用して切り抜きを行います。

メニューバー > 選択範囲 > 選択とマスク をクリックします。

「被写体を選択」をクリックして画像を切り抜きます。

この状態でもある程度自動で切り抜かれますが、拡大してみると髪の毛の隙間にまだ背景が残っています。

ここを調整したいので、「被写体を選択」の横にある「髪の毛を調整」をクリックすると細かい隙間を切り抜いてくれます。

あとは、ぼかしやエッジのシフトなどを調整することでキレイに加工することができます。

人物の切り抜きに数十分以上かかっていた作業も、この機能を使うことで最短1分もかからずに切り抜くことが可能です。

細かくて時間のかかる作業こそ、スピーディーに完了できるのはストレスもなく作業効率上昇にも繋がりますのでぜひお試しいただければと思います！

　床に反射したような透明感のある影をPhotoshopで合成することができます。

比較的簡単にでき、調整・応用可能なのが特徴です。

切り抜いた画像を複製し、影をつけたい位置に配置する。

今回はこちらの瓶で試していこうと思います。

最初にレイヤーをスマートオブジェクトに変換しておきましょう。

瓶のレイヤーを複製し、下に配置します。

複製した瓶を選択した状態で、編集>遠近ワープでドラッグしてモチーフを囲います。

※今回のモチーフは底面が水平じゃないので遠近ワープは二面作成します。

囲ったら左上の”ワープ”を選択し、ワープ機能に切り替えます。端のポイントを

移動させて画像を影をつけたい角度に合うように変形させます。

今回は正面から光が当たり後ろに伸びているかげを想定して作成します。

変形させた瓶にマスクをかけて、グラデーションで

遠くの影に行くほど透明になるように調整します。

ずらした瓶を選択したまま、メニューのフィルターを開きます。

フィルター＞ぼかし＞ぼかし（ガウス）を選択します。

ぼかし（ガウス）の設定からぼかしの半径を設定します。

モチーフの大きさ等により適用量が変わってきますので

丁度いいぼかし具合に調整しましょう。

ぼかし（ガウス）を適用した瓶を選択した状態で、再びメニューのフィルターを開きます。

フィルター＞ぼかしギャラリー＞パスぼかしを選択します。

表示されたぼかしツールパネルのぼかしの種類を

”基本ぼかし”＞”後幕シンクロフラッシュ”に変更します。

次に速度を丁度いい長さになるまで調整します。

青い矢印の先端を選択し、影をつける方向にドラッグします。

赤い矢印を選択し、ドラッグすると終了点の速度を調整できます。

ぼかしの調整が終わったらOKを押すか、エンターキーをクリックします。

作成した影のレイヤーを選択した状態で、

調整レイヤー＞露光量を選択します。

プロパティパネルに表示された設定から、レイヤークリップを適用します。

（影レイヤーだけに効果が適用されるようになります）

設定から露光量を調整し、影の色味を変更します。

影レイヤーを選択した状態で、レイヤーパネルからレイヤーの不透明度を下げます。

今回は床に反射したような透明感のある影をPhotoshopで

合成する方法について紹介しました。

また、変形や角度、色味の調整によっては様々な場面に応用が可能になります。

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